ノート
ノート はグリッドの 1 セルに貼る小さな注釈ボックスで、任意で リーダーライン(引き出し線)を 1 つまたは複数のノード/コネクタに 伸ばせます。ラベルに収まらない注釈 — 前提条件、注意点、ランブックへの リンク、セクションの見出しなど — を書くための仕組みです。
ノードと同様にセルを 1 つ占有しますが、円形クリップではなくソフトな 背景の上にテキストを表示します。
基本例
この例では 4 つのノートがフローの異なる箇所を注釈しています:
- Stateless / auto-scaled →
apiノード - SQL with join →
queryコネクタ(コネクタの"query"ラベルが 点線リーダーを避けて下側に退避するのが見える) - Session token →
loginコネクタ - Read replica →
dbノード(色付き)
構文
note @<pos> (<target-list>) "<text>" [attr=value ...] [{ body }]@<pos>は単一セル(@A1または@col,row)。必須。(a, b, c)は引き出し線の宛先 ID のリスト(任意)。省略すると スタンドアロンの吹き出しに。"<text>"は本文。必須。- 末尾の
attr=valueまたは{ … }ボディでbg/color/labelScaleを上書き。
note @B1 (api) "Stateless\nauto-scaled"
note @A3 (login) "Session token carried as Bearer JWT"
note @C3 (db, api) "Multi-target note" color=#b45309
note @D4 "Standalone — no leader line"スタンドアロン・複数ターゲット・太字
上の図では 3 つのパターンが混在しています。いずれも同じ note ステートメントで、文法の任意パーツを使い分けているだけ。
スタンドアロン((…) なし)— 見出しや単なる解説を空きセルに 置きたいときに便利:
note @A1 "**Public** edge" color=#0369a1
note @C1 "**Async** path" color=#7c3aed複数ターゲット — 1 つのノートが複数の ID を指します。リーダーが 本体から扇状に出て、それぞれのターゲットの手前で止まります:
note @D3 (queue, store) "Both **read** after\nthe request completes"ノードとコネクタを混ぜられます。重複 ID は 1 本にまとめられます。
太字 — **…** で段落内の強調。ノートが解釈する唯一のインライン 書式で、イタリック・リンク・フル Markdown はサポートしません:
note @B3 (req, api) "Rate-limited" color=#b45309本文中の \n は明示的な改行、長い行はセル幅で自動折り返し (CJK の禁則処理あり — 行頭・行末に句読点が単独で残らない)。
targets: 引き出し線の指す先
(…) 内の各 ID は、以下のどちらかと照合されます:
- ノード ID(DSL の
icon :name、または JSON の{ id: 'name' }) - コネクタ ID(DSL の
id=<name>、JSON のid: '<name>'で付与)
未解決の ID は整合性エラーになります(コネクタの from / to と 同じ扱い)。誤参照が silently 失敗することはありません。
リーダーは stroke-dasharray="1 3" の点線でノートの色を継承 (透明度少し下げ)。衝突判定の対象に含まれるため、ノード/コネクタ/ リージョンのラベルが自動でリーダーを避けて配置されます。
スタイリング
| フィールド | 既定値 | 効果 |
|---|---|---|
bg | #ffffff | ノート本体の背景色 |
color | theme.text | 枠線・文字・リーダー色 |
labelScale | 1 | フォントサイズの倍率 |
color=#b45309 のように 1 つ指定すると、枠線・文字・リーダー線が 連動して色替わりするので、色テーマを揃えやすい設計です。暗いテーマ (theme.bg: '#0f172a' など)で本体の白ベースを変えたい場合は bg を併用。